「いじめる」は英語では
bully
make fun of
tease
などがあります。
悪意のあるいじめという意味のbully
bullyは名詞と動詞があり、名詞では「いじめっ子」、動詞では「いじめる」です。いじめるの背景にあるのは「弱い者や小さい者を脅す」のようなイメージがあります。ニュースになるような学校でいじめられるはbullyが合っていると思います。また、圧をかけて〜させる場合もbullyが使われたりします。例えば「休日出勤させられた」などもbullyを使うことができます。
I was bullied in high school every day.
(高校で毎日いじめられていました)
My boss bullies me into working every weekend.
(上司は毎週末私に仕事しろと圧をかけてくる)
2つめの例のように「いじめて〜させる」「脅して〜させる」のように「〜させる」というときにintoを使うことがよくあります。
ちょっかいを出す程度のtease
teaseは感覚的にこの3つの表現の中で一番ライトないじめ?だと思います。いじめというよりも「ちょっかいを出す」の方が近いかもしれません。例えば「兄が弟にちょっかいを出す」「男の子が好きな女の子にちょっかいを出す」といった感覚です。Don’t get angry. I was only teasing.
(怒らないで。ちょっとからかっただけだよ)
teaseにはonlyがつくことがあり、「ちょっとした」といった感覚です。
teaseを紹介しましたが、実はあまり日常使わないような気がします。私の感覚的にはteaseよりも次のmake fun ofの方がよく聞くと思っています。
悪意のあり、なしどちらでも使えるmake fun of
make fun ofは悪意のあり、なしどちらでも使える表現です。なので、人を本気で馬鹿にしたり、傷つける場合にも使えますし、周囲を和ませようと笑いをとるような「からかい」のような程度にも使えます。その程度は状況や表情、口調によって決まるでしょう。口語では個人的にこの3つの中で1番よく聞く表現です。
Don't make fun of me. I have to concentrate on this.
(ちょっと笑わせないで。これに集中しないといけないんだから)
concentrate onは何かに集中するという意味です。