丁寧にやんわりと誘いを断る「遠慮します」
誰かが「今夜飲みにでも行きませんか?」と誘ってきたときに、やんわりとその誘いを断る時はI think I'll pass onと言います。onの後には誘われた内容が続きます。I'd love to join you guys, but I think I'll pass on drinking tonight. I have to take care of my children after work.
(飲みに行きたいけど、今夜は遠慮しておきます。仕事の後に子供の面倒を見なくてはいけないので)
ここでのポイントはI'll pass onだけでも通じますが、I thinkを入れるとやんわり感が出ます。
仕事で遠慮しないで下さいねと言う場合
例えば同僚や、クライアント、お客さんのメールの最後などに「質問があったら遠慮なくお知らせ下さい」と伝えたい場合、英語ではPlease don't hesitate toもしくはFeel free toなどを使います。Please don't hesitate to contact me if you have any questions.
(もし質問があったら、遠慮なくご連絡下さい)
Please don't hesitate toの後は動詞が続いて「〜するを遠慮しないで下さいね」となります。因みにhesitateは「ためらう」という意味です。なので直訳すると「〜するのをためらわないで下さい」→「遠慮しないで下さい」となります。
Feel free toもtoの後に動詞が続いてPlease don't hesitate toと同じように使えます。
Feel free to call me if you need help.
(ヘルプが必要なら遠慮なく電話下さい)
タイトルに仕事と書きましたが、日常でも使えると思います。
ゲストに対して「遠慮しないで」という場合
パーティーや家にゲストや友達を招いて、「遠慮せずに飲んでください」「遠慮せずに食べてください」などという場合、英語ではhelp yourselfといいます。to somethingを付けることで遠慮しないでほしい物が続けられます。Please help yourself to some cake.
(遠慮なくケーキを食べて下さい)
help yourselfのポイントは「(私に許可なく)遠慮せずに〜してね」という意味で、許可がいらないよと伝えているのがポイントです。
映画館、電車の中で「携帯電話のご使用はご遠慮ください」という場合
日本で電車に乗っていると、よく「携帯電話のご使用は他のお客様にご迷惑になることがあるため、マナーモードにするか通話はご遠慮下さい」とアナウンスが流れていると思いますが、まさにその言い方です。その場合の「ご遠慮ください」はrefrainを使います。refrainはフォーマルな言い方で「〜を控える」という意味です。
Please refrain from calling in the train.
(電車の中で通話はお控え下さい)
refrainは自動詞なので後ろに目的語を続けることができません。「〜を控える」の〜を言いたい時はfromを使います。refrain from doing somethingもしくはrefrain from somethingのかたちが多いでしょう。
英語の「遠慮する」は、シチュエーションによってさまざまな言い方があるので、少しずつ慣れていくようにしましょう。