特に難しい話ではないので、知っている人は知っているし、当たり前なのですが、関係代名詞を使いこなすことは、英文法だけなく、会話でも少し長い文章を伝えたり、より細かいことを伝えることができるので重要です。
関係代名詞の重要ポイント
関係代名詞はwhoとかwhichですが、重要なのは関係代名詞は代名詞という名詞なのです。これを分かった上で下記の文章で間違っているところはどこでしょう?誤答)The company which I work has been growing since 2015.
分かった人は問題ありません。分かってない人は関係代名詞は代名詞という名詞なのですということが分かっていないので今回しっかり理解しましょう。
代名詞は名詞の代わりをするだけ
上記の誤答を直す前に代名詞はなんぞやという話ですが、代名詞は名詞の代わりにしかなりません。whichが関係代名詞というのは分かっていると思いますが、ではwhichはどの単語の代わりになっているでしょう?whichはthe companyです。それが分かった上で、前後を正しい文章で整理してみると
The company which I work for (the company)→このthe companyがwhichになっている。
です。突然ですがworkの直後にforが出てきてます。「私はこの会社で働いています」というときは
I work the companyではなく
I work for the company
とforがつくのが自然です。私の住んでいる地域はというときは
The area I liveではなく
The area I live in
ですね。最初の誤答を見てみるとforがなくなってしまっていて、whichの範囲がfor the companyになってしまっています。これを正答に直すと
正答)The company which I work for has been growing since 2015.
となりforを残さないといけません。また前置詞+名詞を関係代名詞にするときは前置詞を前に持ってきてもよいので、
正答)The company for which I work has been growing since 2015.
でも良いです。日本語には前置詞がないので、なかなか感覚が掴みづらいですが、前置詞で意味が変わってくることもあるので気を付けましょう。ここでは関係代名詞は名詞の代わりにしかならないということをしっかり覚えておきましょう。