関連記事:過去進行形はなぜ存在するのか?の記事はこちら
英語の受け身の時制
こちらの英文の間違いを考えてみてください。誤答) I visited Kyoto while the new temple was built.
受け身のかたちを知っている人多いと思いますが、ここではその話ではなく、受け身に時制についてのお話しをしようと思います。受け身の時制の基本ルールって思い浮かぶでしょうか?
当たり前のことなのですが受け身の時制は能動態と同じ時制になるということです。過去形なら過去形の受け身、現在完了形なら現在完了形の受け身、そして進行形は進行形の受け身です。
受け身はbe動詞+過去分詞なので、これらの時制に合わせてbe動詞をそれぞれの時制に合わせれば良いわけです。
受け身で迷ったら能動態から考えてみよう
まず上記の誤答を能動態で直してみましょう。この記事の最初に過去進行形の話をしたので、そこがヒントなんですが、過去進行形はなぜ存在するのか?の記事の中で点と線の話をしていますが、この誤答はまさにそれで、まず受け身を能動態にして正答にすると
能動態の正答) I visited Kyoto while they were building the new temple.
(京都を訪れた時、その新しいお寺は建設中だった)
となります。これを受け身にすればいいのです、、、どうしますか?結構な人が悩むのではないのでしょうか?
話は簡単で上記で「be動詞をそれぞれの時制に合わせれば良いわけです」と書いた通り、be動詞の時制を合わせればいいのです。この場合は過去進行形です。
受け身の正答) I visited Kyoto while the new temple was being built.
これが正解です。be動詞自体には進行形はないので、beingが現れます。受け身は理解があいまいだと、思っているより結構難しいですよね。受け身の時制は能動態と同じ時制になるという当たり前の時制のルールを覚えておきましょう。