「すべき」の代表的な英語表現:should
shouldは有名だと思うので説明不要かもしれませんが、提案やアドバイスをするときに一番よく使う英語表現でしょう。相手だけでなく、自分に対しても「私は〜すべきですね」と言う場合も使えます。You should study English every day.
(あなたは英語を毎日勉強すべきです)
ちなみに、shouldには「〜のはずである」「〜なるはずである」という確率の高い予測のような意味もあります。
He should arrive here around 9 am.
(彼はここに9時に着くはずだ)
「〜した方が身のため」という英語表現:had better
shouldと似たような英語表現としてhad betterがありますが、よくhad betterは使わない方がいいといったことをよく見かけます。had betterの本当の意味を知っていますか?had betterはそうしないと問題が発生する可能性があるから対処すべきという意味です。
shouldとの大きな違いは、shouldは何かをすることで良い方向に進むためのアドバイス・提案であり、had betterは何かをしないと問題の発生するからその前に対処すべきというアドバイス・提案です。
had betterは例えば、寒気がするといっている友人に、「もし医者に診てもらわなければもっと悪化するかもしれないから、その前に診てもらうべきです」という考えを伝えるために「医者に診てもらった方がいいんじゃない?」と言うことができます。
I'd better get going. I have an appointment with a new client.
(そろそろ行きます。新しいクライアントとのアポイントがあるんです)
上記の例文の場合は「今出発しないと新しいクライアントとのミーティングに遅れてしまう(問題)ので、その問題が発生しないようにそろそろ行きます」という意味です。had betterもshouldと同様に自分にもで相手にでも使われます。
had betterは使わない方がいいというのは本当の意味を知らないで使っている人が多いか、目上の人などに使ってももしかしたら失礼に当たるかもしれないからだと思います。
had betterはよく略されてI'd betterやYou'd betterというかたちで使われます。
「〜したらいいかもね」という英語表現:might want to
might want toは「〜したらいいかもね」というshouldをもう少し控えめに柔らかく提案・アドバイスをするときに使います。「もしかすると、~したい思うかもしれない」という相手のことを考えた提案・アドバイスです。You might want to go see a doctor.
(医者に診てもらった方がいいかもしれない)
mightはmayの過去形で仮定を表しています。医者に診てもらうはsee a doctorがよく使われます。
「〜したらいいかもね」という英語表現:it might be a good idea
might want toに似たような英語表現ですが、it might be a good ideaも「〜することは良いアイデアかもしれない」という控えめな提案になります。If you don't want to be stuck in traffic, it might be a good idea to leave around 5 pm.
(渋滞に捕まりたくなければ、5時ぐらいには出発した方がいいかもね)
stuck in trafficは「渋滞に捕まる」という意味です。
「そうするしかないんじゃない」という英語表現:might as well
might as wellは今の状況を考えて、そうする他ないというときに使うことができます。might as wellも提案ですが、他の選択肢があまり良くないときに使うので、日本語で言うと「そうするしかないんじゃない?」というイメージに近い提案だと思います。I suppose we might as well stay at the office for a while.
(しばらくオフィスに残った方がよさそうだね)