今回は誹謗中傷やいじめなどの英語表現をお伝えします。
誹謗中傷は英語でlibel
誹謗中傷は英語でlibelを使います。libelは誰かが事実ではないことやひどいことを誰かに対して書くことで、他の人たちに悪い印象を与えることです。libelは名詞ですが、動詞として使ってもlibelです。
She sued the magazine publisher for libel.
(彼女は雑誌の出版社を誹謗中傷で訴えた)
ちなみに出版社はpublishing houseやpublishing companyとも言います。〜の出版社というときはpublisherが良いと思います。
誹謗中傷は英語でslander
slanderも誹謗中傷という意味です。libelとほぼ同じですが、嘘などやひとどいことを書かれて、その人の評判を落とすことです。There are a lot of issues with online slander these days.
(最近、ネット上の誹謗中傷の問題がたくさんあります)
誹謗中傷は英語でsmear
smearも聞き慣れない英語ですが、誹謗中傷に近い英単語です。smearは液体や泥などをぐちゃぐちゃに塗るのような意味です。そこから人に泥を塗る→人の名誉を汚すなどとイメージすると覚えやすいでしょう。このsmearという英単語は新聞などで見かけます。
He tried to smear the famous politician.
(彼はその有名な政治家の名誉を汚そうとした)
リアルのいじめは英語でbullying
bullyingは力などで誰かをいじめることです。インターネット上ではなく普通のいじめです。bullyingがいじめの行為自体を指して、bullyはいじめる人を指します。
school bullyingは学校のいじめ、workplace bullyingは職場のいじめなどと使えます。
I attempt to tackle the problem of bullying in schools.
(私は学校のいじめの問題に取り組んでいる)
インターネット関連のいじめは英語でcyberbullying
cyberbullyingはインターネット関連のいじめです。例えば、誰かの嘘や恥ずかしい話などをSNSに投稿したり、傷つくようなメッセージをチャットアプリなどで送りつけたりすることを指します。
How do we stop cyberbullying without giving up access to the Internet?
(どうやって私たちはインターネットを使い続けながら、インターネット上のいじめを止めることができるでしょうか)
「いじめられる」は英語でget bullied
いじめるではなく、いじめられると言う場合は、受け身の形にしてget bulliedで伝わります。I got bullied in high school.
(高校時代にいじめられてました)
I'm getting bullied at work.
(会社でいじめられています)
Have you ever gotten bullied?
(今までにいじめられてたことありますか?)
「嫌がらせをする」は英語でharass
いじめと似ていますが「嫌がらせをする」は英語でharassと言います。日本語でもハラスメント(harassment)という言葉があるので覚えやすいですね。よく言われる「セクハラ」はsexual harassmentのことです。その他にもracial harassmentは人種についての嫌がらせ、verbal harassmentは言葉による嫌がらせなどがあります。
He has complained of being harassed by his boss.
(彼は上司からの嫌がらせを受けていて不満を言っている)
「不当に扱われる」という意味での嫌がらせは英語でabuse
abuseは人に使われると「不当に扱われる」という良くない意味になります。物などに使うと「乱用する」という意味です。Many children had been sexually abused.
(多くの子供が性的に不当に扱われている)
abuseはsexually(性的な), physically(身体的な), emotionally(感情的な)などと一緒に使われることが多いです。