kind ofは会話に「こんな感じの」と曖昧さを足す
kind ofを「〜の種類」と覚えている人が多いと思います。間違ってはいないですが、先日書いた「なぜ英語は日本語に綺麗に訳すべきではないのか?」でも書いたように、「〜の種類」と綺麗に覚えてしまうと意味が分からなくなることもあります。タイトルにも書いたようにkind ofは発言に「こんな感じの」という意味を付け足すようなイメージで覚えましょう。例えば
What kind of food do you like?
(どんな感じの食べ物が好きなの?)
これを「どんな種類の食べ物が好きなの?」とその状況を考えて綺麗な日本語にしているだけで、必ずしも「種類」と覚える必要はないのです。
kind ofは状態を伝える時も使える
その他にも、人の状態などにも使えたりします。I'm kind of busy today.
(今日はちょっと忙しい感じなんだよね → 今日はちょっと忙しんだよね)
I'm kind of hungry.
(ちょっとお腹すいた感じなんだよね → ちょっとお腹すいてる)
また質問の回答にも「ちょっとね」「まあそんな感じだね」といった意味でkind ofが使われたりします。
Are you busy today? (今日忙しい)
Kind of. (ちょっとね、そんな感じだね)
my kind ofは好みを伝える
kind ofをmyと一緒に使うと自分の好みやテイストを伝えることができます。「こんな感じの〜が好き」といった感じです。人や場所、天候、イベントなど色々なことに使えます。He's not my kind of boy.
(彼は私の好きな感じの男の子ではない → 私のタイプじゃないわ)
This is my kind of restaurant.
(こんな感じの雰囲気のレストランが好きだ)
kind of likeは他のものに例えて伝えることができる
例えば食べたことない料理などを食べた時に「この料理の味は〜の感じに近いね」のようなことを言うと思いますが、他のものに例えて「これは〜みたいな感じだよ」と言う場合に使えます。また、相手が知らないものを説明する時、他のものに例えて話すときなどにも使います。This food is kind of like egg.
(この料理は卵のような味がする)
Omotenashi is kind of like mind to welcome people and help them to relax and enjoy.
(おもてなしとは、人を歓迎したりリラックスしてもらったり、楽しませようとする一種のマインドのようなものです)
kind ofは会話でかなり使い勝手が良いので、「こんな感じ」というちょっとした曖昧さを持たせる時にどんどん使ってみましょう。