IELTSとは?
IELTSとはTOEFLと似ていて、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングをそれぞれテストして0.5点刻みで9.0が各項目の満点です。その4技能の平均点がoverallとして出てきます。満点が9.0で0.5点刻みなので0.5点を上げることが点数が上がれば上がるほど難しくなってきます。ネイティブですら満点とるのは難しいという話も聞きます。
最近はコンピュータベースのテストも出てきたようですが、私が受けた時はスピーキング以外はペーパーテストでした。スピーキングはネイティブとの1対1の面接形式の英会話になります。
申し込み時に1dayと2daysを選択する必要があり、1dayだと4技能全てを1日で終わらせます。2daysは1日目(大体土曜日)にスピーキング以外を終わらせて、2日目にスピーキングのみを行います。
1dayの方が人気でほとんどの日程で1dayが先に満席になってしまうので、受ける方で1day希望の方は早めに日程を抑えてしまう方が良いでしょう。金額は細かいところまで覚えていませんが25,000円ぐらいだったような気がします(間違ってたらごめんなさい)。
IELTSはacademic(アカデミック)とgeneral(ジェネラル)の違い
IELTSはacademic(アカデミック)とgeneral(ジェネラル)のどちらを受けるかは目的によって違います。名前から想像できると思いますが、academic(アカデミック)は大学や大学院の進学の英語力証明(足切り)に使います。最近ではアメリカの大学でも採用するところが増えてきているようです。ちなみに詳細は専門サイトで確認して欲しいですが、ハーバード大学でoverall 7.0が必要です。トップレベルの大学はだいたい7.0や7.5ぐらいを足切りに設定しています。
一方、general(ジェネラル)は移住や永住権取得などに使われます。私はgeneral(ジェネラル)を受けました(コロナで計画が崩れ去りましたが、、orz)。
永住権申請のための点数は国や年齢によって必要なスコアは変わってきます。例えば去年の私の場合は、リスニング:8.5、リーディング:8.0、ライティング:7.5、スピーキング:7.5が必要でした。なぜかというとそれ以上の点数を取得しても評価が変わらないからです。全て9.0をとる必要はありませんでした。
academic(アカデミック)とgeneral(ジェネラル)では内容が少し異なります。違いはライティングとリーディングです。リスニングとスピーキングは同じテストを受けます。
IELTSの当日の流れ
会場につくと、荷物置きの部屋に行って、自分の荷物にを保管します。と言ってもロッカーなどではなく、大きなゴミ袋に自分の名前のシールを貼って、自分のパスポートにも同じシールを貼り付けます。テストが終わった後に出口でチェックされて荷物の盗難防止をしているようです。試験教室はまた別で、持ち込めるのは鉛筆、消しゴム、ラベルを剥がした透明のペットボトル、パスポートです。
荷物をまとめて上記の持ち物を用意したら、パスポートで顔チェックされて、その流れで写真撮影をします。ここが結構混みます。そこを通過すると試験会場に入れます。試験会場までにたどり着くまでにいろいろあるので、初めての人はちょっと気持ち早めに到着がいいかもしれません。
IELTSの当日の流れ:試験会場に入った後の罠
罠1:トイレに気軽に行けない
試験会場に入ると1つ気を付けないといけないことがあります。それは気軽にトイレに行けませんw。おそらく替玉受験を防ぐためだと思いますが、試験会場に入ってしまうと、係の人に声をかけてパスポートを持って試験会場を出ます。そして係の人がトイレに付いてきます。トイレは写真撮影の前に済ましておいた方が良いでしょう。また、テスト中も係の人が付いてくるらしく、しかもテスト時間を使ってしまうので、トイレはかなり恐怖ですwテスト順番はライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの順番で、リスニングまでが12:30ぐらいまでで終わるので、最悪そこまでトイレに行けないと思った方が良いでしょう(各テストの間の休憩はありません)。
ですので、水の入ったペットボトルを持ち込めますが、ガブ飲みは止めましょうw(マジで)。
罠2:香水
TOEICと少し違うのは外国人も受験する人が多いです。外国人の中には香水が物凄くキツイ人がいました。前回私は目の前に女性の外国人が座っていて香水がキツすぎて気持ち悪くなりました。リスニングが終わるまで休憩なしという拷問の中で、集中力がどれだけ続くかもIELTSのスコアにおいて重要なので、気が散る席だと結構大変です。ただ席順は運なので、ここは祈りましょう。ちなみに前回、私は上記+エアコンの風が直にヒットする席でした。
IELTSの当日の流れ:リスニングが終わったら
リスニングが終わったら、2daysの人はその日は終わりです。スピーキングの会場は1日目と違うことがあるのでよく確認しましょう。1dayは受けたことがないのですが、時間になるまで昼食を取ったりできると思います。IELTSの4技能の中では個人的はライティングが一番難しい
4技能の中ではライティングが一番難しいと思っています。事実、ライティングが一番点数低かったです。高得点を取るにはスペルミスなどをなくして、様々な表現で書く必要があるようです。時制も重要で現在完了などを使う必要があるでしょう。ここにも罠があって、コンピュータなら問題ないのですが、ライティングのペーパーテストはアイデアの差し込みが時間がなくてほぼできません。お題に対して書き始めて、あとでアイデアが出てきた場合、文字を書くスペースがないので挿入位置から全てを消すことになります。まずこの時点で書き終えるのはかなり難しいでしょう。
なので、問題用紙に書き込めるので、ざっくりでも文章構成を先に考えて、文章の流れを箇条書きにした方が良いでしょう。問題は2問あって問1は150 words以上、問2が250 words以上と最低単語数が決まっているので、単語数を気にしながら書く必要もあるので、思いの外時間はかかります。
ちょっと受験料が高いので、あまり気軽に受けることができませんが、IETLSは英語の総合力が必要なので、留学や移住の目的がなくても年1回ぐらいIETLSで力試しをしても面白いと思います。