若干感覚みたいなところがありますが、それらの違いを紹介します。
「after」「afterwards」「later」「in」の使い分け
after
afterは「〜のあとで」ですが、特にはっきりとした時間はなく漠然としています。漠然としていますが、一般的によく使われます。I'll call you after the meeting.
(ミーティング後に電話しますね)
この例文はミーティングのあと何分後に電話をするのか分かりませんが、漠然とミーティング後に電話しますよと伝えています。
Let's drink after work.
(仕事のあと飲もうよ)
この場合は、仕事のあと(何時か知らないけど)飲みに行こうよと言っています。このあと「何時にする?」みたいな会話が続くでしょう。
afterwards
afterwardsの「あとで」には「直後に」という意味が含まれています。副詞なので、文頭、文末などいろいろなところに入ってきます。「何かの直後」なので、afterwardsを使うときは直後の対象となるイベントや行動を伝えることが多いでしょう。
Let's have a lunch and go to Starbucks afterwards.
(お昼を食べてからスターバックスに行こう)
この場合は、「ランチ」というイベントの直後に、スターバックスに行こうと伝えています。
あと補足ですが、afterwardsは最後のsが付くときと付かないときがありますが、意味の違いや使い分けはなく、経験上どちらを使っても問題ないはずです。
later
laterはある出来事やイベント、行動などのあとにという意味の「あとで」になります。afterwardsとほぼ同じ使い方でしょう。afterwardsの違いとしては具体的にthree days later, three weeks laterなどと時間と一緒に使われることもあります。
逆にafterwardsと同様に例えば仕事中であれば、漠然と仕事のあとにという意味で使われることもあります。
I met my wife five years ago and then got married two years later.
(私は妻と5年前に出会い、その2年後に結婚しました)
この例文の場合は、「妻と5年前に出会った」というイベントを起点に「2年後に結婚しました」という意味になります。
具体的な時間と一緒に使う場合はlaterも時間の起点がないと、例えば「何の3日後?」と意味が分からなくなってしまいます。
ただし、英語を勉強している人はI'll do it laterなどと聞いたことがあると思います。この場合は漠然としていますが、起点となることは話の内容や現時点で、そこから「あとでやるよ」となります。
「宿題やりなさい」と言われたら、今言われたことを起点に「あとでやるよ」というイメージです。
今を起点にして「あとで」と言いたい場合はinを使う
前置詞のinは「〜の中で」という意味で使われるのは有名ですが、実は時間で使うと今を起点として30分後、2週間後などと表すことができます。なので、上記で紹介した起点のようなことを言う必要はなくなります。ただし、inを使う場合は具体的な時間と一緒に使います。
in thirty minutes(30分後)
in two hours(2時間後)
in three days(3日後)
in six months(半年後)
in five years(5年後)
などです。
I'll go to United States in two weeks.
(2週間後にアメリカに行きます)
上記の例で、two weeks laterと言っても、人間なので伝わらないことはないと思いますが、違和感はあります。
いろいろ紹介してきましたが、このあたりはどんどん使って感覚で覚える必要があるかもしれません。