wouldは過去の時点から見た未来
未来のwillの過去形wouldが存在する理由の1つに過去から見た未来があります。例えば、夕方家に帰ってきたときに彼女が「あれ?傘持っていたの?」と聞いてきた場合、何て答えますか?「いや、朝は雨が降ると思ってた」
っていいますよね。この時の「雨が降る」の時制ってどうなりますか?微妙なところですよね。朝の時点では未来の話だし、今の時点(家に帰ってきた時点)では過去の話になっています。これがwouldの使いどころです。この「雨が降る」は朝の時点(過去)から見ると未来なわけです。
上記の日本語を英語にすると下記のようになります。
I thought that it would rain.
また、willと似たような表現にbe going toがありますが、wouldもwas going toもしくはwere going toにすれば同じことが言えます。
I thought that it was going to rain.
これがwouldの使い方の1つになります。
過去から見た未来を使うと時を表す副詞が変わる
過去から見た未来を使うと時を表す副詞が変わる単語があります。代表的なものはその日:that day
その日の晩:that evening
翌日:the next day
前日:the day before
などがあります。例えば、翌日はtomorrowですが、the next dayとなります。
例
I went shopping because typhoon would come the next day.
(次の日台風が来ると思って、買い物に行きました)
「買い物をした(しようと思った)時点では次の日(未来)に台風が来ると思っていた」といった感じです。
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