【余裕がある】は英語で何て言う?シチュエーション別の【余裕がある】の英語表現

2021年10月26日火曜日

イメージで単語を覚える 意外と言えない表現 英単語 色々な言い方がある表現

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前回の「微妙」は英語でなんて言う?という記事もそうですが、同じ言葉でも伝えることができても、英語ではシチュエーション別で言い方が違ったり、同じ意味でも背後に隠れた意味が違ったりすることもよくあります。今回は余裕という表現をいくつかお伝えします。


時間的に余裕がある、金銭的にも余裕がある場合の余裕:afford

シチュエーション別、英語で「余裕がある」
affordは良く知られた単語だと思いますが、時間的に余裕がある、もしくは金銭的に余裕があり物が買えるときに使われる単語です。

大体のケースでcan(be able to)もしくはcan't(not be able to)と一緒に使われます。
canだと「〜する余裕がある」、can'tは「〜する余裕がない」という意味になります。

用法は名刺を直後に持ってくることもできますし、よくto doを直後に持ってきてto doする余裕がある・ないというかたちでも使われます。


I can't afford to go on vacation this year because I bought a new house last month.
(先月新しい家を買ったので、今年はバケーションを取る余裕がないよ)





I need a larger house for my family but I can't afford to buy a new house.
(家族のためにより大きな家が必要だけど、新しい家を買う余裕がない)


affordを英語で説明


To be able to buy or do something because you have enough money or time.
(十分にお金や時間があるので、何かを買ったり、何かをしたりすることができること)


より口語的な時間的に余裕がある、金銭的にも余裕がある場合の余裕:luxury

luxuryは基本的にはaffordと同じで、特に金銭的に余裕があるということです。そしてaffordより口語的です。

日本語にもなっている?ので覚えやすいと思いますが、発音が少し違うので気をつけましょう。「ラグジュリ」と日本語で発音しますが、英語では「ラクシュリ」のような発音です。これは調べてみてください。


He is leading a life of luxury in United States.
(彼はアメリカで優雅に余裕のある生活をしています)




have the luxury ofと言うこともあり〜する余裕があるという意味になります。


While some people live in luxury, most are struggling to find enough money to live on.
(一部の人が優雅に暮らしている一方、ほとんどの人は生きていくためのお金で苦しんでいる)


luxuryを英語で説明


Great comfort, especially as provided by expensive and beautiful things.
(高価なものや美しいものを受けることにより気持ち良くなること)


luxuryの意味

luxuryは本来買わなくても良い、娯楽や自分の楽しみのために買う「贅沢」「贅沢品」の意味があり、そこから「高級」という意味なども出てきます。例えば、

a luxury hotelは「高級なホテル」
a luxury carは「高級な車」
a luxury holidayは「贅沢な休日」
live in luxuryは「贅沢に暮らす」

など、いろいろな高級、贅沢という英語表現に使えます。

何か物事に取り掛かったときに「余裕だよ」と言う場合:a breeze

この場合の余裕が一番使いそうです。breezeは「そよ風」という意味で、弱い風ということですが、そこから「(物事が)弱い風でした→大したことなかったよ、余裕です」というようになったのでしょう。「とても簡単だった、楽勝」という意味で有名なのがa piece of cakeですが、それと似たような感じです。


Learning English isn't a breeze.
(英語を学ぶことは簡単ではない)





Installing the program on your laptop is a breeze.
(パソコンにそのプログラムを入れることは簡単です)




逆に「油断した」という場合はこちらの記事で紹介しています。

関連記事:「油断した」って英語で何て言う?

breezeを英語で説明


Something that is easy to achieve your goal.
(目標達成が簡単なモノ)


心の余裕: emotional leeway

心に余裕がある場合の余裕はemotional leewayと言います。

leewayはfreedomに近い意味で「やりたいことを自由にやる」みたいな意味になります。動詞はhaveやgiveが多いです。さらにleeway inというかたちで「〜の点においての余裕、自由がある」という意味になります。


I have no emotional leeway in having another child.
(子供をもう一人持つ心の余裕はない)





We should give small kids more leeway to make their own decisions.
(私たちは小さな子供に彼ら自身で決断できる自由や余裕を与えるべきである)


emotional leewayを英語で説明


Emotional leeway is freedom of your mind to do something that you want.
(Emotional leewayはやりたいことをすることができる心の余裕)


その他の「心の余裕」という意味の英語表現

taking it easy

taking it easyは有名かもしれませんが、「気楽に」という意味の英語表現です。緊張している相手などに使います。「気楽に」を言い換えると心の余裕になるかと思います。


Just take it easy and tell us what happened.
(落ち着いて!何があったか話してみて)





Take things easy for a week and you should be all right.
(リラックスして一週間休んで!そうすれば良くなりますよ)


with peace of mind

with peace of mind

は「落ち着いて」という意味になります。


Let's do this with peace of mind.
(落ち着いてこれをやりましょう)





We need to do right things with peace of mind.
(落ち着いて正しいことをしましょう)


空間的な余裕:space

例えば家具などを買うときに、部屋のスペースを考えると思いますが、あるエリアにまた空間的な余裕があって、「スペースの余裕があります」と言う時はspaceを使えばよいと思います。


I have some extra space to put a new couch.
(新しいソファー置くスペースはいくらかあります)





There is no space to place a new table.
(新しいテーブルを置くスペースはない)


spaceを英語で説明


An available area to be used
(使うことができるエリアや空間)


時間的な余裕: a lot of time/ plenty of time

時間の余裕という意味ではa lot of timeやplenty of timeも「時間がある→余裕がある」という意味になるでしょう。

動詞はgiveを使って「誰かに時間をたくさん与える」→「誰かに(時間的な)余裕を与える」という感じです。例えば「早めに余裕を持って取り掛かった方がいいよ」などという場合です。


We should give ourselves plenty of time to deal with the next project.
(次のプロジェクトは余裕を持って取り掛かる必要があります)





I have a lot of time to help you.
(あなたを助ける時間はたくさんあります)


a lot of time/ plenty of timeを英語で説明


You have enough time to do something.
(十分に何かをすることができる時間があること)


余剰や在庫に余裕がある場合: extra

上記の例文でも出てきましたが、extraは通常の量や数よりも多くある状態を指します。そこから「余裕がある」という意味にもなるでしょう。


Could I get an extra loaf of bread?
(余っている一斤のパンをいただけますか?)




a loaf of breadは「一斤のパン」という意味です。


I have extra time to work out.
(私はトレーニングする時間がまだあります)


extraを英語で説明


You have enough time, stocks or money to do something. Something it means too much.
(何かをすることができる十分な時間、在庫、お金などがあること。時には、「ありすぎる」ことを意味します)


経済的な余裕や時間的な余裕、もしくは余剰などの余裕:spare

spareも経済的な余裕や時間的な余裕、もしくは余剰などの余裕などを表すことができます。もともとは「今は必要ない」や「今は使われない」という意味です。

例えば、spare timeと言えば、仕事していない時間を指し、日本語では「余暇」「時間があるとき」という意味になります。


What do you do in your spare time?
(時間があるときは何をして過ごしていますか?)





We have the spare bedroom to sleep. You can sleep there.
(睡眠のための予備の部屋があります。そこで寝れますよ)





I have a little spare cash for just in case.
(万が一のために少し多めにキャッシュを持ちました)




just in caseに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事:「一応言っておくけど」「念のために言っておくけど」「万が一」「大事をとって」は英語で何て言う?

spareの意味を英語で説明


Not being used or not needed at the present time. Spare is usually used before noun.
(今は使われない、今は必要ないということ。Spareは通常名詞の前で使われます)


空間的な余裕、可能性などの余地がある:room

roomはご存知の通り「部屋」という意味ですが、その他にも空間的なスペース、余裕という意味があります。

「また何かをするチャンス、何かが発生する可能性がある」という意味もあります。日本語でいう「余地がある」に近いと思います。


I hope there's going to be enough room in the building.
(建物の中に十分にスペースの余裕があればいいのですが)





There's little room for innovation of the field.
(その分野のイノベーションの余地はほとんどありません)





There was little room for doubt.
(疑いの余地はほとんどありませんでした)





I made a big mistake in my work. There is no room in my heart right now.
(仕事で大きなミスをしてしまった。今は心の余裕がないです)


roomの意味を英語で説明


There are few meaning. One is space somewhere for people or activity. The other is possibility or chance to do something or to happen.
(いくつか意味があります。1つは人やアクティビティのためのスペース。その他の意味に何かをしたり、発生したりする余地という意味があります)




一言で「余裕がある」といっても、英語にも日本語にもいろいろな「余裕がある」という意味があるので、少しずつ覚えていきましょう。

関連記事:【そんなの考えるまでもない】は英語で何て言う?

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「英語耳」という英語教材をご存知でしょうか?私も今までいろいろ英語の本を買って無駄にしてきたこともありますが、今まで買った中で1,2を争うぐらい役に立った英語の本がこの「英語耳」です。

英語耳は発音の教材です。発音は完璧にする必要はないと思いますが、正直なところある程度のレベルにしないとたとえ英語表現を知っていても伝わりません。

また音を知っているとリスニングの伸び方も劇的に変わります。例えば、音がわかる人であれば「she」と「see」の音は全く違います

この単語耳はそれほど厚い本でもなく、何ヶ月も勉強をする必要もなく、1,2週間集中してやる程度で良いと思います。

個人的には即効性もあったので、おすすめの英語教材です。



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関連記事:オンライン英会話の効果的な勉強法

関連記事:レアジョブのオンライン英会話を受け始めてから100時間(5000分)を超えました

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