ただ単に有料という場合:cost money
単純に「これは有料です」と言いたい場合、It costs moneyと言えば通じます。有料か無料かの話にフォーカスしており、いくらの費用がかかるかは対象としていません。
否定形にしてIt doesn't cost moneyとすれば「これは無料です」と言うことができます。
It costs money.
(これは有料です)
If you want to continue to do this, it costs extra money.
(もし続けたいなら、追加料金が必要です)
Does it cost money to use the English online service?
(その英語のオンラインサービスは有料ですか?)
また「お金がかかる」という意味でも使うことがあります。
I have three kids. Raising them costs a lot of money.
(私は3人の子供がいて、彼らを育てるのはお金がたくさんかかります)
サービスが有料の場合:charge
chargeは物やサービスに対してかかるもしくは支払わなければならないお金を指します。レストランや施設などでよく見かけますね。追加のチャージはextra charge of $5(5ドルの追加チャージ)などと言えるでしょう。
There's a charge for plastic bags.
(レジ袋は有料です)
We have to make a small charge for refreshments.
(軽食は有料です)
refreshmentsとは「イベントやミーティングなどで支給される、ちょっとした食べ物や飲み物」です。
You have to pay an admission charge of $10.
(入場料は10ドルです)
Breakfast can be served in your bedroom with extra charge.
(部屋での朝食は有料です)
逆にチャージ料なしではat no chargeもしくはfree of chargeがよくあると思います。
You can use these facilities at no charge.
(これらの施設はチャージなしで使えます)
有料ですか?と聞く場合:how much
有料ですか?と聞く場合、有料に引っ張られてchargeを使っても良いですが、以前の記事にも書いたようにあまり日本に引っ張られると会話がスムーズに行きません。有料ですか?は誰もが知っている
How much is it?
(いくらですか?)
で十分でしょう。もしくは
Is this free?
(無料ですか?)
と聞けばYes/Noの返答次第で有料かどうか聞き出せます。
costを使って
How much does this cost?
でも良いでしょう。
有料会員という場合:paid
何かのウェブサービスに多いと思いますが、お金を払って有料会員になることってありますよね。有料会員は英語でpaid memberもしくはpaid subscriberで通じるでしょう。paid memberは一度お金を払って、無料会員では使えない機能を使うことができたりする場合に使えるでしょう。
subscribeは定期購読をするという意味なので、毎月月額500円払ってニュースアプリで有料ニュースを読んだりすることを指します(放っておくと毎月少しずつお金が取られてしまうようなサービスです)。
Your monthly pay should be $10 for paid member.
(有料会員になるには毎月10ドルかかります)
These days, there are a lot of online services offering small costs for paid subscriber.
(最近、少額で有料会員になれるオンラインサービスがたくさんあります)
お金がすごくかかると言いたい場合:cost a fortune
有料に関連して、「ものすごくお金がかかる」と言いたい場合、cost a fortuneと言うことができます。fortuneとはこの場合「財産・大金」といった感じでしょう。I bet it costs a fortune.
(それ物凄く高かったんじゃない?)
The latest laptop must cost a fortune.
(その最新のノートバソコンは高かったに違いない)
Living in Tokyo cost a fortune.
(東京に住むことはお金がかかります)
お金がすごくかかると言いたい場合:cost an arm and a leg
cost an arm and a legも「お金がかかる」という意味で、cost a fortuneと同じ意味です。なぜcost an arm and a legが「お金がかかる」という意味なのかと思うかとしれませんが、昔戦争などで手足を失って帰還した兵士から生まれた英語表現と言われています。手足を失うぐらいの代償が高くついたということです。
I'm going to study abroad and it really costs an arm and a leg.
(私は留学する予定で、留学はお金がかかります)
I'm trying to buy a new iPhone, but it costs an arm and a leg.
(新しいiPhoneを買おうとしているんだけど、お金がかかるんだよね)
一般的な「料金」は英語で: fee
feeはいわゆる一般的に言う「料金」という意味です。いろいろな場合で使えます。a monthly fee(月額)
an admission fee(入場料)
a membership fee(会員登録料)
tuition fees(授業料)
a cancellation fee(キャンセル料)
などがあります。
料金を請求する場合はcharge a fee、料金を支払うときはpay a feeと言えば良いと思います。
The lawyer charged a big fee for his work.
(弁護士は彼の仕事に対して大金を請求した)
You have to pay a small fee to rent a locker.
(ロッカーを借りるのに少し払わないといけません)
I paid tuition fees for my university.
(私は大学に授業料を払いました)
You must pay a cancellation fee when you cancel your book before 3 days.
(あなたは3日前に予約をキャンセルした場合は、キャンセル料を支払わなければなりません)
Many users are being charged a hefty fee for their online service.
(多くのユーザーはオンラインサービスで莫大なお金を請求されました)
a hefty feeとはa very large feeという意味です。a fat feeとも言います。両方ともインフォーマルな英語表現です。
beingについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事:「She is selfish」と「She is being selfish」の英語表現の意味は全く違う
通行料金は英語で何て言う?:toll
tollは支払わなければならないお金を指します。日常では道路や橋など交通関連や電話などでよく見かけます。toll-free numberというと「無料電話番号」という意味になります。
In 1915, they built a toll bridge.
(1915年、彼らは有料の橋を作りました)
It's cheaper to use a phone card when making toll calls from a hotel.
(ホテルから市外通話をするときは電話のカードが安いです)
toll callは市外通話のことです。
Phone numbers starting with 0120 are toll-free in Japan.
(日本では0120から始まる電話番号は通話料がかかりません)
関連記事:【borrow】【lend】【rent】の意味の違い